アディッシュのチャットボット「hitobo 2019版」、2019年度IT導入補助金の支援事業者に認定

~中小企業の「働き方改革2019 長時間労働の是正」を支援~

インターネットやソーシャルメディア等のイノベーション領域で発生する課題解決に向け、投稿モニタリング、ネットいじめ対策、ソーシャルアプリのカスタマーサポート、チャットボットの開発運営等でスタートアップのグロース支援事業を展開するアディッシュ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 江戸 浩樹、以下、アディッシュ)は、カスタマーサポートの対応を自動化し業務効率化を図るチャットボット「hitobo」が、2018年に続き、2019年も経済産業省が推進する「平成30年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業(以下、「IT導入補助金2019」)の支援事業者に認定されました。

背景

働き方改革関連法の施行から3カ月、中小企業も対応に迫られる。

2019年4月1日から働き方改革関連法案が順次施行されています。大企業は、2018年6月に「働き方改革関連法」が可決されて以降、残業時間の削減などその対策に追われていました。中小企業も2020年4月1日から原則として月45時間、年360時間(臨時的な特別な事情がない場合)とする「時間外労働の上限規制」の施行が始まるため、対応に迫られています。

IT導入補助金とは、経済産業省が中小企業の生産性向上を目的とし、自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費を補助することで、業務効率化・売上アップの向上・強化を図っていくことを目的としています。アディッシュは、この支援事業者となり「hitobo 2019版」で問い合わせの自動化を行い、働き方の改善につながるようサポートしてまいります。

「IT導入補助金」について

チャットボット「hitobo2019版」概要

営業時間外、英語での対応も可能に

カスタマーサポートは、同じような問合せに時間を取られ、担当者の負荷増加や有人対応だからこそできる業務へ注力できないという課題があります。

この課題をチャットボットを設置し、自動化対応できる問合せを増やすことにより、担当者の負荷軽減が期待できます。

また、営業時間外の対応や英語対応も可能で、今まで対応ができなかった範囲のサポートも可能となります。

チャットボット「hitobo 2019版」の3つの特徴

チャットボット「hitobo 2019版」は、アディッシュで培ったカスタマーサポートの知見を活かし、より現場の課題やニーズをとらえたプロダクトサービスです。

【特徴①】チャットボット構築が簡単に

従来のチャットボットは、複雑なシナリオ設計や大量のデータ収集し学習が必要でしたが、「hitobo」は、Q&Aを設定するだけで、チャットボット構築が可能のため、従来の6分の1以下の労力に抑えられます。

また、チャットボット構築担当者が変更した場合でも、設定されているQ&A情報をキャッチアップするだけで対応が可能なため、スムーズに引継ぎが可能です。

<シナリオルールベース機械学習のチャットボットと「hitobo  2019版」の構築労力の比較>

【特徴②】同義語を自動認識して回答する

例えば「手本」「見本」等、意味は同じでも単語が異なる同義語を自動で補正する機能があり、担当者による大量のQ&A追加は必要ありません。また、自社の商品名や社内用語などの独自の言葉については、手動による辞書登録も可能です。

【特徴③】AIによるチャットログ改善提案機能

従来はユーザーが質問した大量のログを人が分析し、対応すべきログをまとめ、それに対するQ&Aを追加し、改善を行っていました。「hitobo 2019版」は、ユーザーのチャットログを自動分析し、対応した方がよいと思われるログに対するQ&Aを示唆します。これにより大量のログの分析やまとめが必要なくなり、運用の負荷を軽減します。

今後の展望

参考:チャットボットで解決したい、期待していることについて

アディッシュ主催のセミナーアンケートで『チャットボットで解決したい、期待していることについて』の質問は、全体の約60%が「問合せの業務効率化」を期待しているという結果が出ています。

今後の展望

今後も「hitobo」は、業務効率化により働き方の改善につながるよう、カスタマーサポート対応を効率化できる機能開発を継続してまいります。